原因と治療

内服薬

膵臓がんの原因のひとつは、肥満です。
肥満は大腸がんの原因にもなっており、またがん以外にも様々な不都合を体にもたらしますから、標準的な体型を維持することが大切です。

また、糖尿病や喫煙も原因となっており、特に喫煙は間違いなく原因であると結論づけられています。
喫煙は死亡数第一位の肺がんの大きな原因としても知られており、百害あって一利もありません。吸っているという方がいたら、受動喫煙により周りの人のがんリスクも上げてしまうので、一刻も早く辞めるのがいいでしょう。

治療法としては、手術による摘出をメインに行うのですが、膵臓がんは今のところ発見が遅れることがほとんどで、手術だけではまず完治しません。
なので、がんの三大療法である化学療法(抗がん剤治療)、放射能療法を組み合わせて治療することになります。
ジャック・アンドレイカが発見した検査方法が普及するまでは、膵臓がんの発見はとても難しいので、とにかくかからないための努力が大切です。

致死率の高いがん

ナースコール

大腸がんは胃がんと並んで治療成績のいいがんで、早期発見によってほぼ確実に治すことができますが、そうはいかないのが膵臓がんです。

大腸がんと同じように初期症状に特徴的なものがない上に、膵臓は体の最深部、さまざまな臓器に囲まれたところに位置しているので、検査が困難なのです。
だから膵臓がんと診断される時にはすでにかなり進行していることが多く、罹患数と死亡者数がほぼ横ばいという高い死亡率になっています。

しかし、2013年11月、アメリカの高校生のジャック・アンドレイカが、膵臓がんの新しい検査方法を発見したと発表し、世界を驚かせました。
その検査方法は従来の方法の400倍もの精度で膵臓がんを発見できるばかりでなく、時間は五分で終わり、費用は3セントしかかかりません。
しかもいずれは他のがんの検査にも応用できるというのだから、驚きです。
この検査方法が実用化されるようになれば、多くのがん患者を救うことができ、死亡原因のランキングからがんを引きずり下ろすことができるようにもなるでしょう。

治療法

点滴

大腸がんは死亡者数が第三位のがんですが、早期に発見することができれば、ほとんど100%に近い確率で完治します。
が、困ったことに「これが大腸がんだ」という明確な早期の症状がありません。自覚症状からの発見は困難なので、前のページの通り、定期的な検診でできるだけ早く発見してしまうことが重要です。

大腸がんを治療するには、まず内視鏡治療が行われます。
内視鏡を使うと大腸の内側から直接がんを見ることができ、精度の高い切除が行えます。
ただし、内視鏡治療が行えるのは早期の場合のみで、もう少し進行していると、外科手術をする必要があります。

外科手術はがんの三大療法のうちのひとつで、大腸がんでは手術による治療が基本となります。
手術は直接目で確認でき、転移している周りのがんも一緒に切除できるなど臨機応変に治療できるのが利点ですが、患者の体に大きな負担をかけるのがデメリットといえます。
最近はお腹に小さな穴を開け、腹腔鏡という器具(カメラと切除器具を組み合わせたもの)を入れて切除する手術も行われており、いろいろと進化しています。どんな治療が可能なのか担当医とよく相談してみましょう。

次は、膵臓がんについての話です。